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米谷・佐佐木基金
第8回 米谷・佐佐木基金授賞式
日時:平成24年11月30日(金)15:00〜17:00
場所:ホテル日航プリンセス京都 〜ローズ〜(京都市下京区烏丸高辻東入ル)
一、開会の辞↓ | 飯田恭敬 |
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一、選考の経過並びに結果発表↓ | 溝上章志 |
一、受賞者の表彰↓ | 飯田恭敬、米谷多喜子、佐佐木眞知子 |
一、受賞者(研究部門)の挨拶 | 山本俊行 |
一、受賞者(学位論文部門)の挨拶と受賞講演 | 原 祐輔 |
高山雄貴 | |
一、研究報告講演↓ | 大口 敬 |
一、閉会 |
開会の辞
寒さの厳しい中、今日は足をお運びくださいましてありがとうございます。お陰様で、米谷・佐佐木賞は第8回になります。今回の受賞者は、「研究部門」では名古屋大学の山本俊行さん、それから、「学位論文部門」では、東北大学の原祐輔さん、愛媛大学の高山雄貴さんの3名が受賞されることになりました。おめでとうございます。 米谷・佐佐木賞は、交通工学・交通計画に関する先駆け的な研究に対して研究支援を行うという趣旨でつくられたもので、今回、この3名の方がこの賞に値するということで選考委員会の方で決定をさせていただきました。 最近は、若い研究員の方の研究環境が悪くなってきています。ポストも期限付きポストが多く、若い人がなかなか研究者を目指さないということになってきているのではないかと思います。そのため、この賞を通じて、若い研究者の方への支援を行うことができればと考えております。 今回、受賞された皆さんは、是非、交通工学や交通計画の発展に寄与していただければと思います。 なお、我々はこれまで社団法人として活動して参りましたが、この4月より一般社団法人に変わりまして新しいスタートを切ったところでございます。一般社団法人となりますと、法人活動の自由度が増しますので、新しい事業を展開できればと考えているところです。 簡単でございますが、これで挨拶に代えさせていただきます。どうもありがとうございました。 |
選考の経過並びに結果発表
選考委員は、飯田恭敬先生(当社団会長、京都大学名誉教授)と近藤勝直先生(流通科学大学 教授)、藤原章正(広島大学大学院 教授)、桑原雅夫先生(東北大学大学院 教授)、と私、溝上章志(熊本大学大学院 教授)でございます。選考委員を代表しまして今回の選考の経緯についてご説明申し上げます。 米谷・佐佐木賞も今年で8回目となり、かなり周知されるようになったわけですが、昨年まではかなり苦戦をしておりました。応募者が思ったほど伸びなかったわけです。しかし、今回は、多くの人に応募していただき、「研究部門」では5名の方が応募されました。いずれも非常に研究水準の高い研究内容でしたが、その中でも、特に名古屋大学の山本先生の研究内容、これまでの研究実績などからみて、今回の賞に値するとの判断をいたしました。 一方、「学位論文部門」でも6名の応募がございまして、その内容も非常に理論的かつ挑戦的な論文から、実務に役立つ論文まで幅広いものがございました。ただ、学位論文は1冊全部を読まないとその人の功績がわかりませので、非常に大変な選考を毎回行っているわけですが、その中でも今回受賞されましたお二人、これは甲乙つけがたく、二人を選考させていただくことになりました。 我々、選考委員の悩みは、応募されてくる交通計画や交通工学の内容・テーマの幅が非常に広くなってきていること、さらに、内容そのものが高度になってきていることです。ですから、その判断は非常に難しいものがあります。今回のお二人の場合は、いずれの選考委員の方々が同様の高い評価をされたということになります。 なお、愛媛大学の高山先生は、平成23年度の土木学会論文奨励賞を受賞されていますし、東北大学の原先生は、平成23年度の交通工学研究会の論文賞を受賞されています。はからずも、我々も同じ評価をさせていただいたのではないだろうかと思っております。お二人には、ますます、今後のご活躍を期待したいと思います。 来年からもこの選考は続くわけですが、「研究部門」および「学位論文部門」の応募をまだ躊躇されている方、特に「研究部門」は、その中でも一番の方を選考させていただくことになるものですから、応募される方がこの賞の敷居を高く思われているのかもしれません。 今回は5名の方からの応募がありましたが、来年は、より多くの方がご応募されるよう、皆さまのお近くにそれに該当される方がおられましたら、是非、ご推薦いただきますようお願い申し上げます。 この米谷・佐佐木賞という表彰によって、今後、交通計画や交通工学の分野に携わる研究者や実務者の方々に対して、少しでも研究活動に活力を与えることができて、学術研究の水準の向上に寄与し、さらには、それが社会のために役立っていくということになればと思っております。 以上、選考経過のご報告とさせていただきます。どうもありがとうございました。 |
受賞者
研究部門
受賞対象既に評価の高い研究成果を発表するとともに、現在斬新な研究プロジェクトを推進中の若手の研究者あるいは技術者
山本 俊行 【 研究題目 】 |
学位論文部門
受賞対象 2009年9月から2012年8月に取得した特に優れた学位論文
高山 雄貴 【 学位論文題目 】 |
研究報告講演
大口 敬 【 研究題目 】 |