情報化月間
2011年度 情報化月間シンポジウム
市町村合併の効果と今後の地域づくり
〜 少子高齢化・情報化社会における合併市町村の未来を探る 〜
主催:社団法人システム科学研究所
後援:経済産業省近畿経済産業局、国土交通省近畿地方整備局
平成13年ごろから国の主導のもと進められた「平成の大合併」もおおむね一段落し、それぞれの地域に即したまちづくりの事例がある一方で、新たな行政課題も惹起されています。
市町村合併により広域的観点からのインフラ整備やまちづくりが可能になったり、住民の利用可能な公的施設が広範囲になるなどの利点が挙げられます。また、情報技術の積極的な活用や、生活インフラや情報通信網の整備などにより、問題解決に向けた継続的な取組も行われています。一方で、広域になりすぎたことによる、住民の行政サービスを受けるための移動の困難さ、中心部と周辺部とのサービス水準の格差、限られた行政職員できめ細かな行政サービスが提供できるのか、といった懸念が残っています。
そこで、本シンポジウムでは、市町村合併の総括と課題について、ご講演頂き、パネルディスカッションを通じて、住民生活や生活インフラを支えるための地方行政としての住民サービスや少子高齢化・情報化社会に向けて重要となる広域行政の今後の課題、あり方について、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
皆様の多数のご参加をお待ちしております(参加費無料)。
開催日時 | 平成23年12月19日(月) 13:30〜16:30 (受付開始13:00) 参加費無料 |
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開催場所 | ホテルグランヴィア京都 5F 古今の間 〒600-8216 京都市下京区烏丸塩小路下ル JR京都駅中央口 電話 075-344-8888 |
交通案内 | ![]() JR京都駅に直結。烏丸中央改札口より正面右側エスカレーターを上がってください。 ●近鉄 「京都駅」下車、近鉄中央改札口を出て左折し、南北自由通路を直進してください。 ●地下鉄 地下鉄「京都駅」下車、JR烏丸中央口側エスカレーターを上がってください。 ※周辺駐車場の混雑が予想されますので、ご来場は、電車・バス・地下鉄などの公共交通機関をご利用ください。 |
お申し込み | ![]() ※応募人数が定員に達し次第、お申し込みを終了させていただきます。悪しからずご了承下さい。 ※お申し込みに際しては、「個人情報の取り扱いについて」を予めお読み下さい。 |
お問い合わせ | 社団法人システム科学研究所/担当:竹内・塩士(しおじ)・加藤 〒604−8223 京都市中京区新町通四条上ル 小結棚町428 新町アイエスビル 電話 075−221−3022 FAX 075−231−4404 |
13:30 | 開会あいさつ 社団法人システム科学研究所 会長 飯田恭敬 |
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13:35 | 講演 「平成の大合併と広域地域経営」 講師 福島 茂 氏 (名城大学都市情報学部教授) 平成の大合併を通じて、小さな県の面積規模にも匹敵する広大な行政面積を有する自治体が数多く出現しています。これらの超広域合併都市では、地域自治・地域経営や空間管理を誤れば、合併のメリット以上にデメリットが顕在化するおそれがあります。今回は、超広域合併都市の都市的特徴を示し、どのような地域経営・空間管理上の課題を抱え、行政区域をどう統合・調整し、構成地区の自立・自律性に配慮した地域をどう構築しようとしているかについて報告します。 |
14:05 | 講演 「平成の大合併と生活交通 〜合併形態の違いからみた地域公共交通の現状と課題〜」 講師 山 純一 氏 (金沢大学理工研究域教授) 基礎自治体の行財政基盤の強化と地方分権の推進を目的に、平成の大合併が国主導のもと、多くの地域で行われました。その結果、各自治体は広域化し、その役割と責務が拡大したといえます。しかし、広域化したことによる課題も多く、広域化した行政区域の一体化と行政サービスの地域間格差の是正が大きな課題となりました。今回は、合併自治体の合併形態の違いによって異なる生活交通の現状と課題について報告し、今後の公共交通政策のあり方について考えてみたいと思います。 |
14:35 | 講演 「浜松市 巨大合併都市の取り組み実績と今後の課題」 講師 加藤 隆康 氏(浜松市(静岡県)都市整備部 都市計画課 課長補佐) 浜松市が平成17年7月に合併し、平成19年4月の政令指定都市に移行するまでの都市計画の変更に関わる取り組みを紹介するとともに、浜松市の都市計画における今後の課題について、説明いたします。 |
15:00 | 休憩 (15分間) |
15:15 | パネルディスカッション 『合併市町村のいま・みらい 〜 新時代の地域づくりの現状と展望 〜』 平成の大合併で、多くの合併市町が誕生しましたが、その人口または面積規模は様々であり、まちづくりへの取り組み方も、地域の状況と規模に応じて色々な事例が見受けられます。広域的な観点による効率的な行政サービスが可能となった一方で、本格的な人口減少時代・高齢化時代を迎える中、持続的な地域の活性化に向けた新たな行政課題も見えてきています。 本パネルディスカッションは、近畿・中部の合併市で特色ある地域づくりをご担当されている実務者の方にお集まりいただき、合併を契機とした地域づくりに関する現状での取組をご紹介いただきながら、今後の地域づくりの展望や課題、解決のための処方箋についてご議論いただきます。 オーガナイザー 山 純一 氏 (金沢大学理工研究域教授) パネリスト(順不同) 福島 茂 氏 (名城大学都市情報学部教授) 加藤 隆康 氏 (浜松市(静岡県)都市整備部都市計画課課長補佐) 本田 互 氏 (豊岡市(兵庫県) コウノトリ共生部長) 坂元 秀樹 氏 (木津川市(京都府) 学研企画課係長) |
16:30 | 閉会 |
[過去開催分の講演録冊子を配布しております。]
ご希望の方はPDFファイルをダウンロードし、所定事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。
一般社団法人システム科学研究所(総務部)FAX:075−231−4407
※冊子の料金は無料ですが、送料についてはお客様のご負担でお願いします。
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