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公益事業情報

情報化月間

2005年度 情報化月間シンポジウム

防災シンポジウム
情報は住民を救えるか?

主催:社団法人 システム科学研究所
後援:近畿経済産業局、近畿地方整備局

 阪神・淡路大震災から10年、我が国の防災対策は、構造物の安全性など様々な面で向上しています。しかし、昨年から今年にかけて国内外で相次いだ台風・地震・津波などによる災害は、自然現象に対する科学技術の限界を再認識させたといえるでしょう。

 我々にとって予想をはるかに上回る自然災害が避けられないものであることから、ここ数年、発生する被害を最低限に食い止めようという"減災"の考え方が、クローズアップされるようになりました。この"減災"を実現するための重要なファクターのひとつが"情報" であり、送り手である行政側の適切な情報発信と、受け手である住民側の適切な対応がマッチして、初めて情報として機能するといえます。

 本シンポジウムでは、「情報は住民を救えるか?」と題し、"減災"への先進的な取り組みをされている研究者、情報の発信者である行政、さらに報道機関およびボランティア組織をそれぞれ代表する方々にお集まりいただき、地域防災力の向上のために何が必要なのか、そして、我々は何をするべきなのか、みなさんと一緒に考えていきたいと存じます。

概要
開催日時 2005年12月7日(水) 13:00〜17:00 (12:30より受付開始)
開催場所 ヒルトン大阪 4階<金の間>
〒530-0001 大阪市北区梅田1丁目8番8号 Tel 06-6347-7111
交通案内 地図
●JR
大阪駅より徒歩2分、新大阪駅より車で10分
●私鉄
阪神梅田駅より徒歩1分、阪急梅田駅より徒歩7分
●地下鉄
四つ橋線西梅田駅より徒歩1分、御堂筋線梅田駅より徒歩5分
※当日は周辺駐車場の混雑が予想されますので、誠に恐縮ですが、ご来場は公共交通機関をご利用くださいますようお願い申し上げます。
お申し込み お申し込み応募フォームはこちら
※応募人数が定員に達し次第、お申し込みを終了させていただきます。悪しからずご了承下さい。
※お申し込みに際しては、「個人情報の取り扱いについて」を予めお読み下さい。
お問い合わせ 社団法人システム科学研究所 (担当:與口(よぐち)・竹内・安田 )
〒604−8223 京都市中京区新町通四条上ル 小結棚町428 新町アイエスビル
電話 075−221−3022  FAX 075−231−4404
プログラム
13:00 開会あいさつ
13:05 講演 「情報は住民を救えるか?〜住民の災害理解を踏まえた災害対策〜」
講師 片田 敏孝 氏 (群馬大学工学部建設工学科 教授)

災害発生時には、行政や様々なメディアから情報は発信されるものの、情報の受け手となる住民の反応は、情報の送り手の意図するものと異なることが少なくありません。ここ数年、国内で発生した自然災害による被災状況を踏まえ、防災の意識は、"減災"へと変わりつつあります。避けることのできない自然災害の被害を最小限にするために、どのように情報を発信すべきなのか?そして、それを受ける住民はどう対応すべきなのか?
本講演では、情報の発信と住民の行動に関するシミュレーションを用いながら災害対策についてご講演いただきます。
14:05 休憩 (10分間)
14:15 講演 「私たちはどのようにして台風災害と戦ったか」
講師 中貝 宗治 氏 (豊岡市長)

昨年、台風23号による未曾有の大水害に襲われた豊岡市では、防災行政無線の活用により、人的被害を最小限に食い止めることができました。しかし一方、行政内での情報の行き違いや避難情報に対する住民の対応など、様々な問題も浮き彫りとなりました。そこで、被災地での情報発信者のお立場から、今回の水害によって得た教訓、および今後への提言についてご講演いただきます。
14:45 講演 「近畿地方における防災・危機管理への取り組みについて」
講師 足立 敏之 氏 (国土交通省 近畿地方整備局 企画部長)

国土交通省では、大規模な地震や水害、重大事故などに備え、河川・道路・港湾など重要なインフラの整備を進めるとともに、防災・危機管理体制の充実・強化、情報の収集・発信の迅速化、緊急時の迅速な出動・支援体制の確立など、様々な取り組みを進めています。これらの取り組みについて、最近の事例を交えてご説明いただくとともに、今後の防災・危機管理体制のあり方についてご講演いただきます。
15:20 休憩 (10分間)
15:30 パネルディスカッション
「地域防災力の向上のために我々は何をすべきか?」

コーディネーター
片田 敏孝 氏 群馬大学工学部建設工学科 教授

パネリスト(五十音順)
足立 敏之 氏 国土交通省近畿地方整備局 企画部長
栗田 暢之 氏 NPO法人レスキューストックヤード代表理事
中貝 宗治 氏 豊岡市長
山崎  登 氏 NHK解説委員

地震や洪水といった自然災害の発生は、我々人間にとって、到底食い止めることのできないものですが、必ず起こりうるこれら災害がもたらす被害をできるだけ小さくするアイデアには様々なものがあります。このパネルディスカッションでは、地域の防災力向上のために我々は何をすべきなのか?幅広い視点で議論を深めていただきます。
16:30 閉会

[過去開催分の講演録冊子を配布しております。]

ご希望の方はPDFファイルをダウンロードし、所定事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。
一般社団法人システム科学研究所(総務部)FAX:075−231−4407
※冊子の料金は無料ですが、送料についてはお客様のご負担でお願いします。

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