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公益事業情報

情報化月間

2004年度 情報化月間シンポジウム

都市再生へ 地域発・歩行者向け
ITSの可能性を探る

主催:社団法人システム科学研究所
後援:近畿経済産業局、近畿地方整備局、大阪市、日本経済新聞社(順不同、予定)

 近年ITSは、ETCなど自動車交通を対象とするもののみならず、都市交通機能の高度化を図るツールとして、多様なシーンでその活用が期待されています。移動のスケールが小さく、自由度が大きいことなどから、適切な誘導や注意喚起がむずかしいと考えられていた歩行者交通への応用も例外ではなくなってきました。GPS、RFID、赤外線、QRコードなど歩行者の行動スケールに対応可能な詳細・高精度なポジショニング技術の活用、より使いやすいナビゲーション・ソフトウエアの開発、利用者端末機器の小型化・高機能化など、ソフト・ハード両面からの歩行者向けITSに関する技術開発が活発に進められています。

 一方、ユニバーサル社会の実現、都心のにぎわい回復、インバウンド観光の促進、都市再生の推進など、わが国が直面する緊急課題を背景とし、外国人を含む地理に不案内なビジターの回遊性向上や、高齢者・障害者等の移動制約者の行動支援など、あらゆる人々が安心して、円滑に活動するための新しい都市装置として、歩行者向けITSの実空間への導入を試みる先進的な取組みも各地でみられます。

 本シンポジウムでは、歩行者向けITSの実用化に向けて、先進的に取り組まれている方々から、歩行者向けITS導入の理念やシステムについてご講演いただくとともに、パネルディスカッション形式で今後の歩行者向けITSが目指すべき方向についてご議論いただき、都市再生など都市・地域づくりに果たす歩行者向けITSの役割とその可能性について考えていきたいと存じます。


概要
開催日時 2004年11月5日(水) 13:00〜17:00 (12:30より受付開始)
開催場所
ホテル日航大阪

地図

※当日は周辺駐車場の混雑が予想されますので、誠に恐縮ですが、
 ご来場は公共交通機関をご利用くださいますようお願い申し上げます。
お申し込み お申し込み応募フォームはこちら
※応募人数が定員に達し次第、お申し込みを終了させていただきます。悪しからずご了承下さい。
※お申し込みに際しては、「個人情報の取り扱いについて」を予めお読み下さい。
お問い合わせ 社団法人システム科学研究所 (担当:丹下・眞浦(まうら))
〒604−8223 京都市中京区新町通四条上ル 小結棚町428 新町アイエスビル
電話 075−221−3022   FAX 075−231−4404
プログラム
13:00 開会あいさつ
13:05 講演 「自律的移動支援プロジェクトについて」
講師 足立 敏之 氏 (国土交通省近畿地方整備局 企画部長)

国土交通省では、「自律的移動支援プロジェクト推進委員会」を設置し、すべての人が持てる力を発揮できる「ユニバーサル社会」を実現するため、誰もが個人として自律的に移動できる環境づくりを目指し、サービスや技術に関する検討が進められています。わが国における歩行者向けITSの現状と課題、国土交通省における取組み、国際都市神戸をモデル地区とした実証実験についてご講演いただく予定です。
13:30 講演 「都市・地域づくりが求める歩行者向けITS」
講師 内田 敬 氏 (阪市立大学外学院 工学研究科 助教授)

各地で地域独自の歩行者向けITS導入に向けた取組みが進められていますが、本格的な実用化にはいたっていないのが現状です。大阪御堂筋や奈良県大宇陀町をフィールドとした「非接触ICを活用した情報提供システム(Qnavi)」の実証実験や、都市・地域づくりの観点から求められる歩行者向けITSのあり方と今後の展望などについてご講演いただく予定です。
13:55 講演 「通信技術の進化と歩行者向けナビゲーション」
講師 濱井 龍明 氏 (株式会社KDDI 技術開発本部 部長)

GPS携帯電話を用いた「EZナビウォーク」は、現在わが国で最も広く利用されている歩行者向けナビゲーションといえます。「EZナビウォーク」を支える携帯電話技術とRFIDを用いたポジショニング技術の連携の可能性と今後の展望についてご講演いただく予定です。
14:20 休憩
14:40 パネルディスカッション
「歩行者向けITSの行方 その可能性を探る」

日進月歩の進化を遂げる技術、ますます多様化する都市・地域の課題、そしてわが国が直面するユニバーサル社会実現への要請、こうしたなか歩行者向けITSはどうあるべきなのでしょうか?産業界、学界、地方自治体、国は、今、何をすべきなのでしょうか?歩行者ITSが果たすべき役割とその可能性についてさらに議論を深めていただく予定です。

コーディネーター
中野 秀男 氏 (大阪市立大学学術情報総合センター 副所長)

パネリスト(順不同)
濱井 龍明 氏   (株式会社 KDDI (技術開発本部 部長)
内田 敬  氏  (大阪市立大学大学院工学研究科 助教授)
山本 剛  氏  (近畿地方整備局 企画部 復興事業調整官)
竹中 ナミ 氏  (社会福祉法人プロップステーション 理事長)
竹村 奉文 氏  (松山市 産業経済部 地域経済課 課長)
16:00 デモンストレーション(全体で1時間〜1.5時間程度)
講師の方などから、歩行者向けITSのシステムをご提供いただき、会場やその周辺でデモンストレーションを実施していただく予定です。

[過去開催分の講演録冊子を配布しております。]

ご希望の方はPDFファイルをダウンロードし、所定事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。
一般社団法人システム科学研究所(総務部)FAX:075−231−4407
※冊子の料金は無料ですが、送料についてはお客様のご負担でお願いします。

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